創造的自信(Creative Confidence)
「自分にも創造的な能力がある」という信念。IDEO創設者David Kelleyが提唱した概念。
創造的自信(Creative Confidence)は、IDEO 共同創業者の David Kelley が提唱した概念で、「自分にも創造的な力がある」という信念を指します。
Kelley によると、多くの人は幼少期の体験(「絵が下手だ」「音痴だ」と言われた等)によって「自分はクリエイティブではない」という思い込みを持つようになります。
創造的自信を取り戻すことは、アート思考の実践における最初のステップです。自分の内側の声を信じ、失敗を恐れずに表現するためには、まず「自分にもできる」という自信が必要です。
David Kelley と Tom Kelley の共著『Creative Confidence(クリエイティブ・マインドセット)』で詳しく解説されています。
アート思考のワークショップで参加者が最初に直面するのは、この創造的自信の問題です。「絵が描けない」「センスがない」という思い込みが、最初の一歩を阻みます。アートジャーナリングは、創造的自信を取り戻す最も手軽な実践の一つです。「見えないものを見る」訓練も、「自分にも新しい視点が持てる」という実感を積み上げる手段になります。
参考文献
- Kelley, D., & Kelley, T. (2013). Creative Confidence: Unleashing the Creative Potential Within Us All. Crown Business. — 創造的自信の概念を体系的に論じた原典(邦訳:デイヴィッド・ケリー・トム・ケリー著、千葉敏生訳『クリエイティブ・マインドセット』日経BP社)
- Bandura, A. (1977). Self-Efficacy: Toward a Unifying Theory of Behavioral Change. Psychological Review, 84(2), 191–215. — 創造的自信の心理学的基盤である「自己効力感」の原典論文