李禹煥(イ・ウファン)

1936年、韓国・慶尚南道生まれ。1956年に日本に渡り、哲学を学んだ後、1960年代末に「物派(もの派)」の理論的支柱として現代美術に参入した。「From Object to Being(物から存在へ)」(1969年)と題する批評的エッセイで美術批評賞を受賞。自然素材(石・鉄板)と空間の「出会い」だけを作品とする実践は、「何かを作る」のではなく「出会いの場をひらく」という問いを提示し、創造の定義そのものを刷新した。